画像連結に加え、多彩な計測機能・焦点合成
またマイクロスコープだけでなく顕微鏡での観察画像の
フォーカス合成が可能になったソフトウェア
●縦横(枚数に制限なし)に複数撮影した画像を連結し、連結画像の生成が可能
●手動でステージを動かし、撮影しながらの画像連結が可能
●手動で上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながらフォーカス合成が可能
●焦点を合わせた画像を複数撮影し、その画像を1枚の画像にする合成機能が搭載
動作環境
- 対応OS:Windows 7、8、10(32/64bit) 以降
- CPU:Core-i3相当 または 2.0GHz以上
- メモリ:4GB以上(32bit), 8GB以上(64bit)
- ディスプレイ:フルカラー1280×1024以上
- インターフェイス:空きポート×1
主な特長
WinROOF 2021 Liteは、e-Tiling画像連結機能に加え、多彩な計測、マイクロスコープだけでなく実体顕微鏡での観察画像のフォーカス合成(焦点合成)機能が付属した、高機能画像処理・画像解析ソフトウェアです。
高機能画像処理・画像解析ソフト WinROOF 2021 Liteの特長
- 縦横(枚数に制限なし)に複数撮影した画像を連結し、連結画像の生成が可能。
- 手動でステージを動かし、撮影しながらの画像連結
- 手動で上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながらフォーカス合成が可能
- 凹凸のある対象物は通常一方にしか焦点が合いません。焦点を合わせた画像を複数撮影し、その画像を1枚の画像にする合成機能が搭載
三谷商事株式会社製
WinROOF 2021 Liteの便利な機能
機能1. くるっと合成(手動で上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながらフォーカス合成が可能)
顕微鏡、マイクロスコープの上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながら、焦点合成をする 「くるっと合成」機能が標準機能
高さがあり1枚の画像を撮影するとピントがボケてしまうような場合に、 手軽にフォーカス合成画像を作成することが可能です。
くるっと合成前
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くるっと合成後
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【くるっと合成(実体顕微鏡) 参考画像】
【くるっと合成(マイクロスコープ) 参考画像】
機能2.フォーカス合成(焦点を合わせた画像を複数撮影し、それを1枚の画像にする合成機能)
焦点の異なった複数枚の画像を合成し、 画像全体に焦点が合った全焦点画像の生成機能(フォーカス合成)を備えています。 特に凹凸のある対象物に効果を発揮し、 複数枚の画像を一つ一つ並べて比較する作業がなくなります。
フォーカス合成前
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フォーカス合成後
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【計測項目】
- 2点間距離
- 平行線間距離
- 水平平行線間距離
- 垂直平行線間距離
- 連続平行線間距離
- 垂直距離
- ポリゴンライン距離
- 区間長計測
- 円中心間距離
- ポイント座標
- 3点指定角度
- 4点指定角度
- 中心指定円
- 3点指定円
- 近似円
- 矩形
- 楕円
- ポリゴン
- 自動選択
- 近似直線
- 3点指定円弧
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その他、テキスト挿入、矢印の挿入、 計測したデータのExcelへの書き出しなどの 機能も付属しております。
機能4.計測アシスト機能
計測ポイントをクリックする際に マウスカーソルが指示している点を拡大表示します。またマウスカーソルをエッジに近づけると、自動でフィットする機能も付属。測定者により人的誤差を軽減し、正確な測定が可能となります。
機能5.画像連結機能(タイリング機能)
デジタルマイクロスコープの一視野の観察範囲では収まりきらない対象物に対して、 画面を分割して撮影しそれらの画像を貼り合わせることで広視野高解像度の画像を生成する画像連結機能(タイリング機能)が付属しています。 顕微鏡などの拡大画像を利用する際に、精度を保ったまま広範囲の観察や解析を行うことができます。
- 縦横(枚数に制限なし)に複数撮影した画像を連結し、連結画像の生成が可能。
- のりしろ部から高速パターン認識処理でむらなく画像生成。
- 画像上の任意の位置をクリックして、パターンマッチング位置指定可能。
- 画像の継ぎ目をなくす自動補間機能。
【画像連結 参考画像2】
【画像連結 参考画像3】
機能6.フィルタ処理
レンズにより発生する収差を修正する機能、画像エッジの強調・画像ノイズの除去など、さまざまなフィルタを駆使し、解析に効果的な画像を作成するフィルタ処理の機能も付属しています。
マイクロスコープで撮影した画像(左)と、エッジ強調機能の画像処理を行った画像(右)の比較画像
実体顕微鏡で撮影した画像を焦点合成したい方におすすめ!
実体顕微鏡で撮影した複数の画像を焦点合成するのはとても困難です。
実体顕微鏡の対物レンズは若干内側を向いています。
そのため、ピント調整をするために粗動アングル(上下ハンドル)で
ピント調整をすると単純に対物レンズが上下するだけでなく、
光軸の傾きによるズレが起こります。
しかしこのWinROOF 2021 Liteでは「位置自動補正機能」がついているため、
実体顕微鏡の特性を生かしたより立体感のある観察及び画像撮影、
焦点合成(フォーカス合成)が可能になります。
実体顕微鏡で撮影した画像を
Win Roof 2021 Liteを使って焦点合成した画像
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実体顕微鏡で撮影した画像を
他の焦点合成ソフトで合成した画像
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